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ICI再投与、奏効例の28%に初回と同じirAE

2020年5月4日  JAMA Oncology

免疫関連有害事象(irAE)経験後の免疫チェックポイント阻害薬(ICI)再投与の安全性を世界保健機関の個別症例安全性報告のデータを対象に、横断的観察コホート研究で検討。対象はirAE症例の2万4079例とした。 ICI再投与と関連していたのは6123例、そのうち452例(7.4%)に再投与の効果が確認できた。452例中、初回投与時と同じirAEの再発したのは130例(28.8%、95%CI 24.8-33.1)だった。再発率が高かったirAEは大腸炎(報告オッズ比1.77、95%CI 1.14-2.75、P=0.01)、肝炎(同3.38、1.31-8.74、P=0.01)、間質性肺炎(同2.26、1.18-4.32、P=0.01)だった。副腎有害事象は再発率が低かった(同0.33、0.13-0.86、P=0.03)。 ...