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ARDS生存者の6割に1年後も倦怠感あり

2020年5月5日  Chest

米国の医療機関38施設で、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)生存患者の倦怠感の有病率および関連因子を前向き試験で検討した(ALTOS試験)。 その結果、臨床的に重大な倦怠感の報告率は6カ月時で711例中501例(70%)、12カ月時で659例中436例(66%)だった。臨床的に重要な改善の報告率は41%、悪化では28%だった(対象638例)。6カ月時の倦怠感有病率は身体機能低下(50%)、不安(42%)、うつ病(36%)の有病率に比べ高く、倦怠感+身体機能低下の併発率は33%、倦怠感+不安+うつ病の併発率は27%だった。時間平均ランダム効果回帰モデルでの解析で身体的、認知的、精神的健康症状の不良は6カ月時および12カ月時の疲労増加と関連した。 ...