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卵巣がんのニボルマブ、イピリムマブ併用で奏効率改善

2020年5月5日  Journal of Clinical Oncology

プラチナ製剤無投与期間(PFI)が12カ月未満の再発性または難治性の上皮性卵巣がん(EOC)患者100例を対象に、ニボルマブ(NIVO)+イピリムマブ(IPI)併用の効果を無作為化第II相試験で検討した(NRG Oncology試験)。 その結果、6カ月時の客観的奏効率はニボルマブ単独群12.2%、イピリムマブ併用群31.4%(オッズ比3.28、85%CI 1.54-∞、P=0.034)、無増悪期間中央値は2カ月、3.9カ月だった(PFI層別化ハザード比:0.53、95%CI 0.34-0.82、死亡ハザード比:0.79、95%CI 0.44-1.42)。グレード3以上の治療関連有害事象発生率はニボルマブ単独群33%、イピリムマブ併用群49%で、治療関連死は見られなかった。両群ともにPD-L1発現は奏効と有意に関連しなかった。 ...