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頭頸部扁平上皮がん、術後放射線遅延予測のノモグラム開発

2020年5月5日  専門誌ピックアップ

米国で新たに頭頸部扁平上皮がんの診断を受け、外科的治療と術後放射線療法(PORT)を受けた成人患者4万8625例(抽出コホート)のデータを用いて、PORT開始の遅延(術後6週間超)を予測するノモグラムを開発。術前変数または術後変数を用いたノモグラム2種について、1万2151例(検証コホート)で妥当性を検証した。 いずれののノモグラムにも人種/民族、保険の種類、腫瘍部位、施設の種類を含めた。術前ノモグラムには臨床病期、併存疾患の重症度、術後ノモグラムには米国内の地域、入院期間、手術と放射線療法の施設の治療細分化を含めた。術前ノモグラムのc-index(concordance index)は抽出コホート0.670(95%CI 0.664-0.676)、検証コホート0.674(同0.662-0.685)、術後ノモグラムのc-indexは0.691(同0.686-0.696)、0.694(同0.685-0.704)だった。 ...