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透析患者の骨折リスクをX線吸収法による中手骨骨密度で予測

2020年5月5日  専門誌ピックアップ

維持血液透析患者456例の歴史的コホートを用いて、X線吸収測定法で測定した中手骨骨密度(m-BMD)による骨折リスク予測能を検討した。 平均追跡期間5.3年の間に、身長低下によるものと推定される16件の臨床骨折および11件の無症候性椎体骨折が認められた。臨床骨折患者のm-BMD Tスコアは、無イベントの患者よりも有意に低かった。m-BMD Tスコアの低下は、臨床骨折リスク増加と有意な関連を認めた(ハザード比:Tスコアの標準偏差1低下当たり1.41、95%CI 1.09-1.83、最低三分位 vs. 最高三分位のハザード比4.86、1.03-22.92)。Tスコアと椎体骨折またはあらゆる骨折の間にほぼ同じ関連が観察された。 ...