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緑内障1次治療の薬物療法、SLTより視野進行がわずかに早い

2020年5月6日  Ophthalmology

未治療の高眼圧症患者および緑内障患者を検討したLiGHT試験の2次解析を実施。1次治療で薬物療法を実施した344例(588眼)と選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)を実施した344例(590眼)の視野転帰を比較した。 その結果、視野進行速度が中等度(年-0.5dB未満)ないし急速(年-1dB未満)の割合は薬物療法群26.2%、SLT群16.9%だった(リスク比1.55、1.23-1.93、P<0.001)。測定点別視野進行率は薬物療法群26.1%、SLT群19.0%(同1.37、1.33-1.42、P<0.001)と同様のパターンが見られ、進行速度の中等度ないし急速に分類された割合は11.5%、8.3%だった(同1.39、1.32-1.46、P<0.001)。視野進行速度が中等度ないし急速だった眼の割合は薬物療法群9.9%、SLT群7.1%だった(同1.39、0.95-2.03、P=0.0928)。 ...