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再発卵巣がんへの新規3剤併用療法でPFS改善

2020年5月7日  The Lancet Oncology

白金製剤ベースの1次化学療法後6カ月超の再発卵巣がん患者682例を対象に、カルボプラチン+ペグ化リポソーマルドキソルビシン+ベバシズマブ(試験的治療)とカルボプラチン+ゲムシタビン+ベバシズマブ(標準治療)を非盲検無作為化第III相試験で直接比較した。 その結果、主要評価項目に規定した無増悪生存期間[PFS、固形がんの効果判定規準(RECIST)第1.1版に基づき治験責任医師が評価]の中央値は試験的治療群13.3カ月、標準治療群11.6カ月だった(ハザード比0.81、95%CI 0.68-0.96、P=0.012)。特に頻度の高いグレード3または4の有害事象は高血圧[試験的治療群332例中88例(27%) vs. 標準治療群329例中67例(20%)]と好中球減少症[40例(12%) vs. 73例(22%)]だった。 ...