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気管挿管時の体位2種をメタ解析で比較

2020年5月7日  専門誌ピックアップ

喉頭鏡を用いた気管挿管時体位のランプ体位とスニッフィング体位を比較した無作為化試験3件(対象計513例)の系統的レビューとメタ解析を実施。体位による気管挿管の有効性と安全性を評価。メタ解析には変量効果モデルを用いて、統合リスク比と95%信頼区間を算出した。 その結果、ランプ体位に対するスニッフィング体位の統合リスク比と95%CIは、初回試行成功0.97(95%CI 0.86-1.09、I2=55%)、試行数2回以下1.08(同0.88-1.31、I2=93%)で、Cormack-Lehaneグレード2以下の良好な声門視野は0.86(同0.69-1.07、I2=86%)だった。今回の研究では、スニッフィング体位と比べてランプ体位に有利な面があることは示されなかった。 ...