左室内血栓のDOAC、ワルファリンよりSSEリスク高い
心エコー検査で診断した左室内血栓患者514例を対象に、直接経口抗凝固薬(DOAC)の治療転帰をコホート研究でワルファリンと比較。追跡期間は中央値351日(四分位範囲51-866日)、主要評価項目は臨床的に明らかな全身性塞栓症(SSE)とした。 未調整の解析で、ワルファリン治療に比べてDOAC治療(ハザード比2.71、95%CI 1.31-5.57、P=0.01)およびSSE既往歴(同2.13、1.22-3.72、P=0.01)にSSEとの関連が見られた。多変量解析でも、ワルファリン治療に比べると、DOAC治療(同2.64、1.28-5.43、P=0.01)およびSSE既往歴(同2.07、1.17-3.66、P=0.01)にSSEとの有意な関連が認められた。 ...
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