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電子たばこ肺障害の死亡例に心疾患、喘息、精神疾患多い

2020年5月9日  New England Journal of Medicine

米国疾病対策予防センター(CDC)に報告された電子たばこ製品使用による肺障害(EVALI)の死亡例および非死亡例の特徴および臨床的特徴を比較した。2020年1月7日時点で非死亡例2558例、死亡例60例が報告された。 その結果、EVALI死亡例および非死亡例の大半は男性だった(死亡例53% vs. 非死亡例67%)。死亡例に35歳以上が占める割合は35歳未満よりも高かったが(73%)、非死亡例に35歳以上が占める割合は35歳未満よりも低かった(22%)。既往歴データがある死亡例では、非死亡例より喘息(23% vs. 8%)、心疾患(47% vs. 10%)、精神疾患(65% vs. 41%)の割合が高かった。死亡例の52%が肥満で、46%が入院または死亡に至る前に外来を受診していた。 ...