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体罰や貧困環境が小児の発達遅延と関連

2020年5月11日  専門誌ピックアップ

ユニセフの複数指標クラスター調査の結果を用いて、親の体罰や貧困と児の発達遅延リスクの関連を検証。世界17カ国の生後36-59カ月の小児2万9792人を対象とし、関連の評価には多変数ロジスティック回帰を使用した。 その結果、親の体罰および貧困に関連する行動への曝露に関する7項目 のうち5項目が児の発達遅延リスクと関連した。体罰は児の社会情緒的発達遅延リスクと最も強く関連し(オッズ比1.49、95%CI 1.39-1.59、P<0.001)、「家に児童書がない」 (同1.62、1.42-1.84、P<0.001)、「大人による数を数える学習支援なし」 (同1.47、1.32-1.64、P<0.001)が認知発達遅延リスクと最も強く関連した。 ...