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魚油サプリでPM2.5曝露関連の皮膚バイオマーカー改善

2020年5月12日  専門誌ピックアップ

2017年9月から2018年1月に中国・上海の健常若年成人65人を対象に、魚油サプリメント摂取による微小粒子物質(PM2.5)曝露からの皮膚保護効果をパイロット無作為化プラセボ対照試験で検討。最後の2カ月でD-squameによる検体を採取し皮膚バイオマーカーを測定し、PM2.5は定位置濃度のリアルタイム測定を行った。 PM2.5の24時間平均濃度は34.68±15.83μg/m3だった。PM2.5短期曝露と皮膚炎症および酸化ストレスのバイオマーカーとの関連は、魚油サプリ群の方がプラセボ群よりも概ね弱かったが、関連の強度および群間差にバイオマーカーや遅延時間(lag period)でばらつきが見られた。プラセボ群に比べ魚油サプリ群で10μg/m3のPM2.5増加でのインターロイキン-1α増分量は遅延時間0-48時間で41.55%低く、カルボニル化タンパク質では遅延時間0-24時間で22.01%低かった。 ...