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早産で早期成人期の高血圧リスク増加

2020年5月12日  専門誌ピックアップ

スウェーデンで1973-2014年に出生した419万3069人を対象に、出生時の在胎週数と小児期から成人期の高血圧リスクとの関連を全国コホート研究で検討。対象者を2015年(年齢:最高値43歳、中央値22.5歳)まで追跡した。 その結果、8680万人年の追跡で6万2424人(1.5%)に高血圧が認められた(診断時年齢中央値29.8歳)。満期正期産(在胎39-41週)に対する早産(37週未満)および超早産(22-27週)の新規発症高血圧の調整ハザード比は、18-29歳時1.28(95%CI 1.21-1.36)および2.45(1.82-3.31)、30-43歳時1.25(1.18-1.31)および1.68(1.12-2.53)だった。この関連には家族に共通(遺伝および環境またはそのいずれか)の因子が大きく関与することが考えられた。 ...