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ピーナツ負荷試験の重度アレルギー反応予測にBAT

2020年5月13日  専門誌ピックアップ

ピーナツアレルギーを検討したLEAP試験、LEAP-On試験、PAS試験の参加者を対象に、ピーナツ経口負荷試験(OFC)でのピーナツアレルギー(PA)重度反応リスクおよび反応閾値のバイオマーカーを検討した。 その結果、先行研究での至適閾値を用いた好塩基球活性化試験(BAT)のPA診断特異度は98%、感度は75%だった。重度アレルギー反応予測での特異度はBATで97%、皮膚プリックテスト(SPT)で92%、ピーナツ特異的IgE(sIgE)で90%、Ara h s-sIgEで93%、IgG4/IgE比で88%となり、感度はいずれの検査でも100%だった。SPTおよびBATは反応閾値の最も精度の高い予測因子だった。多変量モデルは個別のバイオマーカーに対する優越性を示し、このモデルを用いて各患者でOFC中に重篤な有害事象が発生する確率を算出するノモグラムが作成された。 ...