肥満手術と重大な骨粗鬆症性骨折(MOF)リスクとの関連を住民ベースのコホート研究で検討。特にスリーブ状胃切除術とMOFリスクの関連に注目し、2008-18年の全仏入院患者データベースを用いて手術群(4万992例)とマッチさせた対照群(4万992例)を比較した。 Cox回帰分析の結果、手術群(胃バイパス術、スリーブ状胃切除術、胃バンディング術、垂直遮断胃形成術)のMOFは585例(1000人年当たり2.30)、対照群は416例(同1.93)で、MOFリスクは手術群で有意に高かった(ハザード比1.22、95% CI 1.08-1.39)。また対照群と比較したMOFリスクの増加は、胃バイパス術のみに認められ(同1.70、1.46-1.98)、スリーブ状胃切除術または他の術式では認められなかった。 ...
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