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COVID-19小児ICU入室例の特徴と転帰 米

2020年5月16日  JAMA Pediatrics

北米で小児集中治療室(PICU)に入室した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)小児患者の特徴と転帰を横断研究で検討。2020年3月14日から4月3日の間に、米国の14施設で21歳以下のCOVID-19患者48例がPICUに入室した(カナダの6施設を含む30施設ではPICU入室小児例なし)。最終追跡日は4月10日だった。 対象例の年齢中央値は13歳、25例(52%)が男児だった。24例(50%)に1疾患、8例(17%)に2疾患、9例(19%)に3疾患以上の重大な基礎疾患があった。入院時、33例(69%)が重症または重篤で、12例(25%)が血管作業薬を要し、11例(23%)が多臓器不全を呈していた。計39例(81%)が呼吸補助を要し、そのうち21例(44%)が非侵襲的呼吸管理、残り18例(38%)が気管内または気管切開挿管を要した。1例(2%)に体外式膜型人工肺(ECMO)による治療を実施した。28例に薬物治療を実施した。ヒドロキシクロロキンが最も多く使われ、11例が単剤投与、10例がアジスロマイシンやレムデシビル、トシリズマブとの併用投与だった。 追跡終了までに2例(4.2%...