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熱中症患者のPT-INRとAPTTが60日死亡を予測

2020年5月18日  専門誌ピックアップ

発症後24時間以内に病院に到着した熱中症患者を対象に、ルーチンの血液凝固系検査の予後予測能を多施設後ろ向き試験で検討した。60日死亡率は20.9%だった。 その結果、プロトロンビン時間-国際標準化比(PT-INR)および活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)の中央値はいずれも生存患者群よりも非生存患者群の方が有意に高く(いずれもP<0.01)、60日死亡率がPT-INRおよびAPTTと関連を示した(P=0.032、0.004)。60日死亡予測での至適値はPT-INRで1.7、APTTで51.45となり、この至適値を超過した患者で生存期間が有意に短かった(いずれもP<0.01)。 ...