小児の下痢の疾病負担を解析、地域差と危険因子を特定
ベイズモデルに基づく地球統計学および2000-17年に低-中所得94カ国で実施された調査466件のデータセット(対象:5歳未満小児1507万2746人)を世界の疾病負担研究2017のデータと組み合わせて、小児期の下痢罹患率と死亡率の地域差および危険因子を検討した。 その結果、下痢による死亡率低下が10%超と大きかったのは南アジア54.0%、東南アジア17.4%、南米59.5%だった。2017年で下痢による死亡数が最も多い地域はパキスタン国内にあった。国内での地域差が最も大きかったのはインドネシアで、下痢による死亡率が国の平均の約4倍の地域があった。死亡率の低下に水、衛生設備および手洗いの改善、小児の成長障害の抑制との相関が見られた。 ...
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