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COVID-19の皮膚症状、5つのパターンを特定

2020年5月20日  専門誌ピックアップ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で見られる皮膚症状をスペインの患者375例の症例収集調査に基づく前向きコンセンサス研究で検討した。 その結果、皮膚症状は爪先や指先などの先端部での小水疱または膿疱を伴う凍瘡様紅斑(19%)、その他の小水疱性皮疹(9%)、膨疹(19%)、斑点状丘疹(47%)、皮斑または壊死(6%)の5パターンに分類された。小水疱性皮疹は疾患進行初期に(ほかの症状発症前の発生率15%)、凍瘡様紅斑は後期に(ほかの症状発症後の発生率59%)発生率が高かったが、残りのパターンは他症状との併発傾向が見られた。COVID-19重症度は先端部の凍瘡様紅斑(低重症度)から皮斑または壊死(最高重症度)への勾配を示した。最も特異的な凍瘡様紅斑および小水疱でCOVID-19感染症を代替診断できる可能性は低いと考えられた。 ...