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視力障害あると認知症発症リスク上昇

2020年5月20日  JAMA Ophthalmology

Women’s Health Initiativeに参加した高齢女性1061人のデータを用いて、視力障害と認知症発症リスクの関連を前向き縦断コホート研究で検討。ベースラインの視力障害は、3つの検査閾値による客観的な分類(20/40、20/80、20/100)と自己申告による視力障害で評価した。 自己申告による視力障害は206人(19.4%)、客観的な視力障害は183人(17.2%)で確認された。平均3.8年の追跡期間で、客観的視力障害のある女性は視力障害のない女性よりも認知症を発症する可能性が高かった。認知症発症リスクが最も高かったのは、ベースラインの視力が20/100以下の女性(ハザード比5.66、95%CI 1.75-18.37)で、20/80以下(同5.20、1.94-13.95)、20/40以下(同2.14、1.08-4.21)とリスクは低下した。軽度認知障害発症リスクもほぼ同じで、視力20/100以下の女性で最も高かった(同6.43、1.66-24.85)。 ...