COVID-19の1年死亡率予測ツールを開発

英国University College Londonの研究者らが、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）による1年超過死亡者数を推定するオンラインリスク計算ツールを開発。COVID-19流行下の疾患相対リスク（1.5、2.0、3.0）、3通りの感染率（完全封じ込めで0.001％、部分封じ込めで1％、対策緩和で10％、対策なし80％）のシナリオ下でのCOVID-19関連超過死亡を予測する単純モデルを作成し、基礎疾患別に1年死亡率を推定した。 対象例386万2012例のうち20％以上を高リスク集団（英国公衆衛生庁で定義した基礎疾患が1つ以上）に分類した（13.7％が70歳以上、6.3％が70歳以下）。高リスク集団の1年死亡率は4.46％と推定された。基礎疾患別の推定1年死亡率は、COPDで8.62％、慢性腎臓病で7.84％、心血管疾患で6.37％、糖尿病で4.1％だった。70歳以上の男性では、COPDで13.6％、慢性腎臓病で11.5％、心血管疾患で10.4％、糖尿病で8.9％、女性ではCOPDで12.3％、慢性腎臓病で9.6％、心血管疾患で10.6％、糖尿病で9.8％だった。 ...