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胃粘膜下腫瘍のCH-EUS、従来EUSより悪性識別能良好

2020年5月21日  Surgical Endoscopy

胃粘膜下腫瘍(SMT)に用いる造影ハーモニック超音波内視鏡検査(CH-EUS)の悪性識別精度を検討すべく、消化管間質腫瘍(GIST)と良性病変を識別した研究6件と低リスクGISTと高リスクGISTを識別した研究3件(患者計354例)の系統的レビューおよびメタ解析を実施した。 プール解析の結果、SMTの悪性リスク(malignancy risk)予測でのCH-EUSの感度は0.87(95%CI 0.82-0.91)、特異度は0.82(同0.74-0.89)、陽性的中率は3.35(同2.39-5.27)、陰性的中率は0.21(同0.13-0.33)、診断オッズ比は22.17(同10.43-47.10)となり、曲線下面積は0.89だった。低リスクGISTを高リスクGISTと識別した研究のサブグループ解析での感度は0.93(同0.77-0.99)、特異度は0.81(同0.63-0.93)だった。有意な異質性の根拠は認められたが、出版バイアスは認められなかった。 ...