1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 滅菌済心臓デバイス再利用の感染リスク、新品と有意差なし

滅菌済心臓デバイス再利用の感染リスク、新品と有意差なし

2020年5月21日  New England Journal of Medicine

メキシコやドミニカ共和国など医療資源の少ない国で、国際共同プログラムを通じて再滅菌を施した再利用心臓デバイス(ペースメーカーおよび除細動器)の植込みを受けた患者1051例を対象に、再利用デバイスの感染症リスクをカナダで新品デバイス植込みを受けた患者3153例と比較した。 その結果、追跡2年時の感染症発生率は再利用デバイス群2.0%、新品デバイス群1.2%だった(ハザード比1.66、95%CI 0.97-2.83、P=0.06)。デバイス関連の死亡は見られなかった。黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌が感染症関連病原菌として最も多く認められた。 ...