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地中海食を遵守するほどAMDの進行リスク低下

2020年5月22日  Ophthalmology

加齢性眼疾患研究AREDSまたはAREDS2試験に参加した後期加齢黄斑変性(AMD)のないAMD患者計7756例1万3204眼を対象に、地中海食の遵守と後期AMDへの進行リスクの関連を後ろ向き解析で検討した。 その結果、中央値10.2年の追跡での後期AMD進行率は34.0%だった。修正代替地中海食指数(aMedi)スコアの最高三分位群の最低三分位群に対する進行ハザード比は後期AMD 0.78(95%CI 0.71-0.85、P<0.0001)、地図状萎縮0.71(0.63-0.80、P<0.0001)、滲出型AMD 0.84(0.75-0.95、P=0.005)で、魚摂取スコアの最高四分位群の最低四分位群に対する後期AMD進行ハザード比はAREDS試験群0.69(0.58-0.82、P<0.0001)、AREDS2試験群0.92(0.78-1.07、P=0.28)だった。aMediおよび魚摂取スコアは後期AMDでCFH rs10922109との相互作用を示し(P=0.01、0.0005)、保護的アレル保有者でのみ摂取量高値とリスク低下が関連した。個別解析(患者3026例5029眼)で...