上部尿路上皮がんの化学的アブレーション、6割が完全奏効
2020年5月22日
The Lancet Oncology
低悪性度の上部尿路上皮がん患者71例を対象に、マイトマイシン含有リバースサーマルゲル製剤UGN-101による化学的アブレーション(chemoablation)の安全性と有効性を非盲検単群第III相試験で評価した(OLYMPUS試験)。 その結果、42例(59%、95%CI 47-71、P<0.0001)が治療後4-6週間の1次評価時に完全奏効を示した。有害事象は、31例(44%)に尿管狭窄、23例(32%)に尿路感染、22例(31%)に血尿、21例(30%)に側腹部痛、17例(24%)に悪心が発現した。19例(27%)に薬物または手技に関連を示す重篤な有害事象が見られた。治療関連と考えられる死亡はなかった。 ...
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