2型糖尿病患者の心不全リスクに血圧変動が関連

ACCORD試験とVADT試験に参加した2型糖尿病患者のコホートを用いて、血圧変動と心不全リスクの関係を検討。収縮期血圧（SBP）と拡張期血圧（DBP）に対する変動係数と平均変動幅を算出した。 ACCORD試験では、SBPとDBPの変動係数および平均変動幅は、その他の危険因子と平均血圧で調整後も心不全リスク増加と関連を示した（例：SBP変動係数のハザード比1.15、P＝0.01、DBP変動係数のハザード比1.18、P＝0.003）。VADT試験では、DBP変動は心不全リスク増加と関連を示した（DBP平均変動幅：1.16、P＝0.001、DBP変動係数：1.09、P＝0.04）。 ...