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地図状萎縮の有病率、東アジアより南アジアの方が高い

2020年5月23日  Ophthalmology

Asian Eye Epidemiology Consortium(AEEC)所属国で実施された集団ベース研究22件を基に、アジアでの地図状萎縮(GA)有病率を横断的メタ解析で検討。40歳以上の9万7213人のデータをプール解析の対象とした。 その結果、1000人当たりGA有病率は1.57と推定され、滲出型加齢黄斑変性の有病率(5.20)の3分の1だった。1000人当たり有病率は50-59歳群よりも70歳以上群の方が高く(0.34 vs. 2.94)、都市部居住群と農村部居住群では同等だった(2.22 vs. 1.55)。このほか、南アジア(インドおよびネパールでの研究に基づき3.78、1.67-5.89)の方が東アジア(中国、韓国、日本での研究に基づき0.76、0.31-1.22)よりも1000人当たり有病率が高かった(P=0.006)。 ...