COVID-19による死亡、イタリア小都市の全死亡数の半数に相当（2020/5/26訂正）

イタリア・ロンバルディア州ネンブロで、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が全死亡率に及ぼす影響を記述的研究で定量化。2012年1-4月（4月11日までのデータ）の月次全死亡率、2020年4月11日までに確認されたCOVID-19による死亡数、ここ数年の1月1日から4月4日までの週次絶対死亡数を年齢群別、性別に集計した。2020年1月1日現在、ネンブロは人口1万1505人。 その結果、流行前8年間の月次全死亡率は1000人年当たり10人前後だったのに対し、2020年3月の月次全死亡率は1000人年当たり154.4人でピークとなった。これが2020年4月1-11日には1000人年当たり23.0人に減少した。死亡率の上昇は、主に高齢男性（65歳以上）の死亡数増加によるものだった。2020年4月11日までに確認されたCOVID-19による死亡数は85人のみだが、これは同期間の全死因死亡166人の約半数に相当するものだった。 【訂正】2020年5月26日に以下を訂正しました。 見出しの「全死亡率」は「全死亡数」の誤りでした。お詫びして訂正します。 ...