看護師健康調査IIに参加した女性8万1505人を対象に、喫煙、禁煙と自己報告での中等度以上の難聴リスクとの関係を前向きに検討した。 追跡期間153万3214人年中、2760件の難聴が報告された。喫煙は難聴のより高いリスクと関連し、喫煙の箱年数が多いほど高リスクの傾向にあった。多変量調整相対リスク(MVRR)は、喫煙未経験者と比べ20箱年以上の過去喫煙者で1.30(95%CI 1.09-1.55)、現在喫煙者で1.21(同1.02-1.43)だった。喫煙未経験者と比べ、過去喫煙者のMVRRは、禁煙時期が5年未満前で1.43(同1.17-1.75)、5-9年前で1.27(同1.03-1.56)、10-14年前で1.17(同0.96-1.41)で、その後は横ばいだった。 ...
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