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上腕骨骨幹部骨折の手術と非手術、機能改善度に有意差見られず

2020年5月27日  Journal of the American Medical Association

上腕骨骨幹部の閉鎖性変位骨折の成人患者82例を対象に、手術治療(観血的整復+プレートを用いた内固定)と非手術治療(ファンクショナルブレース)の有効性を無作為化試験で比較(FISH試験)。12カ月の追跡期間中、機能的装具療法に割り付けた44例中13例(30%)に骨折治癒促進を目的した手術を施行した。 主要評価項目に規定した12カ月時の上肢障害評価表(DASH)スコア[範囲0-100点(0点は障害なし、100点は極度の障害を示す)、臨床的意義のある最小変化量(MCID)10点]の平均値は手術群8.9点、非手術群12.0点だった(群間差-3.1点、95%CI -9.6-3.3、P=0.34)。 ...