COVID-19入院患者の重篤化予測スコアを開発

中国31省区の575施設で、2020年1月31日時点の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）患者の後ろ向きコホートを対象に、COVID-19入院患者の重篤化を予測する臨床スコアを開発。受信者操作特性曲線（AUC）でスコアの精度を測定し、別のコホート4件を用いてスコアを検証した。2020年2月20日から3月17日にデータを解析した。 開発コホートは1590例（平均年齢48.9±15.7歳、57.3％が男性）、検証コホートは710例（平均年齢48.2±15.2歳、53.8％が男性）を対象とした。可能性のある予測因子72項目から独立の予測因子だった10の変数をリスクスコアに含めた［胸部X線画像異常（オッズ比3.39、95％CI 2.14-5.38）、年齢（同1.03、1.01-1.05）、喀血（同4.53、1.36-15.15）、呼吸困難（1.88、1.18-3.01）、意識消失（4.71、1.39-15.98）、併存疾患数（1.60、1.27-2.00）、がん既往歴（4.07、1.23-13.43）、好中球・リンパ球比（1.06、1.02-1.10）、LDH（1.002、1.001...