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COVID-19陽性者の大腿骨骨折、手術で呼吸器パラメータ安定

2020年5月28日  The Journal of Bone & Joint Surgery

2020年2-4月にイタリア北部で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患した大腿骨近位部骨折の入院患者16例を対象に、外科手術が患者の全体的な安定性に寄与するという仮説を検証した。 その結果、3例が重度の呼吸不全と多臓器不全症候群のため術前に死亡した。入院翌日に手術を実施した患者は10例、3日後まで延期した患者は3例だった。1例を除き酸素飽和度と補助呼吸に改善が見られた。9例で、手術から平均7日後に血行動態と呼吸が安定化した。4例が呼吸不全のため術後に死亡した(翌日1例、3日後2例、7日後1例)。 ...