1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 認知症と視覚障害の併発で日常活動制限リスク増加

認知症と視覚障害の併発で日常活動制限リスク増加

2020年5月28日  JAMA Ophthalmology

米国で65歳以上の高齢者7124人のデータを用いて、認知症と自己報告による視覚障害(VI)併発と日常生活機能との関連を横断解析で検討。多変数ポアソン回帰を使用して、3つの機能的活動尺度(セルフケア、移動、家事)と認知症と自己申告VIの独立した関連および相互作用をモデル化した。 その結果、自己報告VIは移動スコアの14.7%低下(機能評価尺度スコア:VIなし10.82 vs. VIあり9.23)、セルフケアスコアの9.5%低下(同14.54 vs. 13.16)、家事スコアの15.2%低下(同18.23 vs. 15.45)と関連を示した。認知症疑いは移動スコアの27.8%低下(認知症なし10.82 vs. 認知症疑い7.81)、セルフケアスコアの22.9%低下(同14.54 vs. 11.20)、家事スコアの34.7%(同18.23 vs. 11.90)低下との関連が見られた。自己報告VIと認知症疑い併発例では、移動スコアの50.1%低下(機能的能力スコア:両方なし10.82 vs. 併発5.40)、セルフケアスコアの42.2%低下(同14.54 vs. 8.38)、家事スコアの52...