長期の激しい運動に膝OA発症との関連見られず

米国4都市在住の変形性膝関節症（OA）高リスク者1194人（女性58.4％、平均年齢58.4歳、平均BMI 26.8）を対象に、長期にわたる激しい運動と長時間座位行動が放射線学的に診断した膝OA（Kellgren-Lawrence分類グレード2以上）発症リスクとの関連をコホート研究で検討。対象者を最長10年間追跡し、PASE（Physical Activity Scale for the Elderly）質問票を用いて運動量を評価した。 その結果、長期にわたる低度ないし中等度の激しい運動（調整オッズ比0.69、95％CI 0.48-1.01）とあらゆる激しい運動（同0.75、0.53-1.07）に10年間の放射線学的膝OA発症との関連は見られなかった。持続的な長時間座位行動と放射線学的膝OA発症にも関連がなかった。 ...