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小児のインフルワクチン接種、1回より2回の方が有効率高い

2020年5月29日  JAMA Pediatrics

2014-15年から2017-18年までのインフルエンザ流行期(4シーズン)に、咳嗽を伴う急性呼吸器疾患のため米国インフルエンザワクチン有効性ネットワーク5施設の外来を受診した生後6カ月から8歳までの小児計7533例(46%が女児、62%が非ヒスパニック系白人、65%が5歳未満)を対象に、インフルエンザワクチン接種状況(非接種、1回接種、推奨の2回接種)別のワクチン有効率(VE)を症例対照試験で検討した。 3912例(52%)が非接種、2924例(39%)が2回接種、697例(9%)が1回接種だった。調整後のVEは、2回接種51%(95%CI 44-57)、1回接種41%(同25-54)だった。ワクチン接種歴のない生後6カ月から2歳の小児1519例では、2回接種のVEが53%(同28-70)、1回接種のVEが23%(同-11-47)で、1回接種に比べると2回接種の小児はインフルエンザ陽性になる確率が低かった(調整オッズ比0.57、95%CI 0.35-0.93)。 ...