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PCI後チカグレロル単剤の効果に糖尿病の影響見られず

2020年5月30日  Journal of the American College of Cardiology

PCI患者でチカグレロル+アスピリンによる3カ月間の抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)後のDAPT継続とチカグレロル単剤療法への切り替えを比較したTWILIGHT試験で、事前に規定した糖尿病(DM)コホートの解析を実施。糖尿病患者2620例(無作為化コホートの37%)を対象とした。 その結果、BARC出血基準による分類2、3または5の出血の発生率は、チカグレロル+プラセボ群4.5%、チカグレロル+アスピリン群6.7%(ハザード比0.65、95%CI 0.47-0.91、P=0.012)、全死亡、心筋梗塞または脳卒中の複合評価項目発生率は4.6%、5.9%だった(同0.77、0.55-1.09、P=0.14)。全試験集団で、主要出血評価項目および虚血評価項目に糖尿病の有無と治療群の間の有意な相互作用は見られなかった。 ...