GCKD試験参加の中等症慢性腎臓病(CKD)患者4926例の血漿検体を用いて、相対テロメア長と死亡リスクの関連を検討した。4年間の追跡期間中、354例が死亡した。 その結果、相対テロメア長は全死亡の独立した強力な予測因子だった。年齢、性別、ベースラインの推定糸球体濾過量などで調整したモデルで、相対テロメア長ユニットの0.1短縮が死亡リスク14%増加と強い関連が見られ(ハザード比1.14、95%CI 1.06-1.22)、相対テロメア長の最高四分位群に比べると最低四分位群の死亡リスクが75%増加すると解釈された。相対テロメア長と全死亡の関連は、主に心血管疾患117件(同1.20、1.05-1.35)と感染症による死亡67件(同1.27、1.07-1.50)に起因した。 ...
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