果物と野菜が豊富な食事で心筋傷害マーカー低下

DASH試験に参加した心血管疾患既往のない中年成人326人を対象に、果物や野菜が豊富な食事の心血管損傷抑制効果を観察研究で検討。参加者を米国人の典型的な食事（対照食）と果物と野菜が豊富な食事、DASH食（果物と野菜、低脂肪乳製品と食物線維が豊富で、飽和脂肪とコレステロールが少ない食事）にを提供するグループに無作為に割り付け、8週間監視した。 その結果、対照食群に比べると果物・野菜食群、DASH食群ともに8週時の高感度心筋トロポニンI値がベースラインから0.5ng/L、N末端プロB型ナトリウム利尿ペプチド値がベースラインから0.3pg/mL低下したが、高感度C反応タンパク質値の変化量には差が見られなかった。いずれのマーカーも果物・野菜食群とDASH食群に差は見られなかった。 ...