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AFへのDOAC、ワルファリンより骨粗鬆症性骨折リスク低い

2020年6月1日  Annals of Internal Medicine

ワルファリンまたは直接経口抗凝固薬(DOAC)処方を受けた心房細動(AF)新規診断患者2万3515例を対象に、抗凝固薬の骨粗鬆症性骨折リスクを集団ベースコホート研究で比較した。 その結果、追跡期間中央値423日で401例の骨折が確認され、骨粗鬆症性骨折発生数はアピキサバン群53例(100人年当たりの加重平均値0.82)、ダビガトラン群95例(同0.76)、リバーロキサバン群57例(同0.67)、ワルファリン群196例(同1.11)だった。24カ月間の追跡で、ワルファリン使用と比べると、DOAC使用に骨折リスク低下との関連を認めた(対ワルファリンの累積発生率差:アピキサバン-0.88%、ダビガトラン-0.81%、リバーロキサバン-1.13%)。DOAC直接比較での24カ月時累積発生率に差は見られず、累積発生率差はアピキサバン対ダビガトランで-0.06%、リバーロキサバン対ダビガトランで-0.32%、リバーロキサバン対アピキサバンで-0.25%だった。 ...