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進行大腸がんにICI 2剤併用でOS改善

2020年6月1日  JAMA Oncology

36-87歳の難治性進行大腸がん患者180例を対象に、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)のデュルバルマブ+tremelimumab+ベストサポーティブケア(BSC)併用が生存期間改善効果を無作為化第II相試験でBSC単独と比較。両側P<0.10で有意差ありと定義した。 その結果、主要評価項目に規定した全生存期間は併用群6.6カ月、BSC単独群4.1カ月だった(ハザード比0.72、90%CI 0.54-0.97、P=0.07)。グレード3以上の有害事象発現率は阻害薬群で有意に高かった(64% vs. 20%)。マイクロサテライト安定性かつ腫瘍遺伝子変異量が100万塩基対当たり28以上の患者で、OSへの最も高い効果が見られた(ハザード比0.34、90%CI 0.18-0.63、P=0.004)。 ...