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妊娠初期のフルコナゾール服用が児の筋骨格系奇形と関連

2020年6月1日  British Medical Journal

米国のメディケイド加入妊婦196万9954人とその出生児のデータを基に、妊娠第1三半期の外陰部膣カンジダ症に対する経口フルコナゾールの使用と児の先天異常との関連を集団ベースのコホート研究で外用アゾール系抗真菌薬と検討した。 薬剤投与妊婦1万例当たりの先天異常発生数は、筋骨格系異常でフルコナゾール群52.1、アゾール系群37.3(調整後相対リスク1.30、95%CI 1.09-1.56)、円錐動脈幹異常では9.6、8.3(同1.04、0.70-1.55)、口唇口蓋裂では9.3、10.6(同0.91、0.61-1.35)だった フルコナゾールの累積用量別に見た各先天異常発現の調整後相対リスクは、150mgで筋骨格系異常1.29(同1.05-1.58)、円錐動脈幹異常1.12(同0.71-1.77)、口唇口蓋裂0.88(同0.55-1.40)、150mg超450mg以下で1.24(同0.93-1.66)、0.61(同0.26-1.39)、1.08(同0.58-2.04)、450mg超で1.98(同1.23-3.17)、2.30(同0.93-5.65)、0.94(同0.23-3.82)だった...