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降圧薬による血圧低下で認知症・認知機能障害リスク低下

2020年6月2日  Journal of the American Medical Association

降圧薬による血圧低下と認知症および認知機能障害の関連を無作為化臨床試験12件(被験者計9万2135例)の系統的レビューおよびメタ解析で検討。平均追跡期間は4.1年だった。 その結果、対照(プラセボ、代替降圧薬または高めの血圧目標値)と比較すると、降圧薬による血圧低下に認知症または認知機能障害リスク低下との有意な関連が見られ(7.0% vs. 7.5%)、オッズ比は0.93(95%CI 0.88-0.98)、絶対リスク低下度は0.39%だった(I2=0.0%)。このほか、試験8件の解析で、降圧薬による血圧低下は認知機能低下リスク低下とも有意な関連を示し(20.2% vs. 21.1%)、オッズ比は0.93(0.88-0.99)、絶対リスク低下度は0.71%だった(I2=36.1%)。 ...