大腸ESDの牽引デバイス使用ポケット法は安全で有効
2020年6月3日
Surgical Endoscopy
大腸内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を実施した結腸直腸病変患者324例を対象に、牽引デバイスを用いたポケット法(PCM)の臨床的有用性と安全性を後ろ向きに検討。従来のESD、TDを用いた従来のESD)と比較した。 解析の結果、一括切除率、R0切除率および有害事象に、有意な群間差はなかった。線維化病変率は従来ESD群24% vs. TD使用従来ESD群47% vs. TD使用PCM群64%(P<0.001)、操作性の悪さは5.3% vs. 13% vs. 20%(P=0.002)で、TD使用PCM群が有意に高かった。剥離の速度はTD使用PCM群でTD使用従来ESD群よりも有意に速かった(P=0.003)。 ...
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