子宮脱の腹腔鏡下仙骨子宮固定、仙棘靱帯固定に非劣性
骨盤底手術歴のないステージ2以上の子宮脱患者126例を対象に、腹腔鏡下仙骨子宮固定術(LSH)の膣式仙棘靱帯固定術(SSHP)に対する非劣性を無作為化比較試験で検討した(LAVA試験)。 その結果、12カ月時の手術失敗(厄介な膨隆または突出を伴うPOP-Qステージ2以上の子宮脱の再発および再手術またはペッサリー使用、あるいはそのいずれか)発生率はLSH群1.6%、SSHP群3.3%で差は-1.7%となり、非劣性マージンの10%を下回ったためLSHの非劣性が示された。解剖学的再発および生活の質に差は見られなかった。厄介な過活動膀胱および便失禁症状の報告率はLSH群で高かったが、性交疼痛の報告率はSSHP群で高かった。 ...
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