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緑内障リスク評価にCL型眼圧センサーが有用

2020年6月5日  Ophthalmology

正常眼圧緑内障患者30例30眼、健常対照者20例20眼を対象に、コンタクトレンズ(CL)型センサー「トリガーフィッシュシステム」で24時間にわたり測定した昼夜の眼圧関連の変化を前向き症例対照研究で検証した(ENIGMA試験)。 その結果、24時間のCL型センサー測定値の標準偏差は患者群112.51±26.90mVEq、対照群85.18±29.61mVEq、コサインフィッティング曲線の振幅は141.88±39.96mVEq、106.08±41.49mVEq、頂点位相値は277.74±129.80mVEq、190.58±127.88mVEqといずれも患者群の方が有意に高かった(P=0.002、0.004、0.024)。側臥位での睡眠時間は、患者群の方が対照群よりも長かった(199.1±137.8分 vs. 113.2±86.2分、P=0.009)。多変量一般化線形モデルでの解析で、コサインフィッティング曲線振幅の高値(β=0.218、P=0.012)および睡眠中の側臥位時間延長(β=0.180、P=0.004)が正常眼圧緑内障と有意な関連を示した。 ...