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鼠径ヘルニア手術の至適メッシュサイズを推定

2020年6月5日  Surgical Endoscopy

日本国内で腹膜外到達法(TEP法)による鼠径ヘルニア修復術を施行した患者406例(男性359例、女性47例、平均年齢63±15歳)を対象に、手術中に測定した筋恥骨孔(MPO)の大きさを基に適切なメッシュサイズを推定した。 その結果、MPOの水平方向と垂直方向の長さの95パーセンタイル値は、ヘルニア門3cm以上の症例で9.6cmと7.0cm、ヘルニア門3cm未満の症例で9.2cmと6.4cmだった。適切なメッシュのサイズは、MPOの縦と横の95パーセンタイル値に、ヘルニア門3cm未満の症例は2cmずつ足して13.2×10.4cm、ヘルニア門3cm以上の症例は3cmずつ足して15.6×13.0cmとした。TEP後のヘルニア再発は1例(0.2%)だった。 ...