NSCLC術前補助療法にアテゾリズマブ+化学療法が有望
2020年6月5日
The Lancet Oncology
米国の3施設で、切除可能なIB-IIIA期の非小細胞肺がん(NSCLC)患者30例を対象に、PD-L1阻害薬アテゾリズマブと化学療法(カルボプラチンおよびナノ粒子アルブミン結合パクリタキセル)併用による術前補助療法の有効性を非盲検単一群第II相試験で検討。主要評価項目は、残存腫瘍10%以下と定義した病理学的奏効とした。 その結果、30例中17例(57%)で病理学的奏効が得られた。29例(97%)が手術を受け、26例(87%)がR0切除に成功した。頻度の高いグレード3-4の治療関連有害事象は、好中球減少15例(50%)、アラニンアミノトランスフェラーゼ濃度の増加2例(7%)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ濃度の増加2例(7%)、血小板減少2例(7%)だった。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。