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B型大動脈解離のTEVAR、5年転帰良好

2020年6月5日  専門誌ピックアップ

胸部大動脈用ステントグラフト(Valiant Captivia)内挿術(TEVAR)を施行した急性複雑型B型大動脈解離(TBAD)患者50例を対象に、長期的な全死因死亡、二次手術、重篤な有害事象を前向き非無作為化試験で評価。術後5年間の追跡で臨床および画像データが得られた患者は18例だった。 その結果、術後5年間の解離関連の死亡なし、解離関連の二次手術なし、エンドリークなしの各割合は83%、86%、85%だった。5年時は患者の89%で大動脈のステントセグメントに完全に血栓化した偽腔が確認され、94%でステントグラフトの真腔が安定または拡大化し、77%では偽腔が安定または狭小化していた。 ...