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子宮筋腫の過多月経にelagolix+アドバック療法、軽減持続

2020年6月6日  専門誌ピックアップ

子宮平滑筋腫に伴う過多月経の女性433例を対象に、経口ゴナドトロピン放出ホルモン拮抗薬elagolixとホルモンアドバック療法(エストラジオール1mgと酢酸ノルエチステロン0.5mgを1日1回投与)併用の有効性と安全性を第III相試験2件の延長試験で検討(Elaris UF-EXTEND試験)。試験期間は最長12カ月、elagolix単剤投与を対照とした。 elagolix+ホルモンアドバック療法併用群で主要評価項目(投与最終月の経血量が80mL未満かつ最終月の経血量がベースラインから50%以上減少)を達成した女性の割合は、87.9%だった。併用療法群に発生した頻度の高かった有害事象は、ほてり(6.9%)、寝汗(3.2%)、頭痛(5.5%)、悪心(4.1%)だった。ベースラインから投与12カ月時までの骨密度平均低下率は、併用療法群の方がelagolix単剤投与群よりも有意に低かった(腰椎での群間差-3.3、95%CI -4.1--2.5)。 ...