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健康不安のオンラインCBTが対面式に非劣性

2020年6月6日  JAMA Psychiatry

健康不安(health anxiety)を主診断とする患者204例を対象に、インターネットを利用したオンライン認知行動療法(CBT)の治療効果を無作為化非劣性試験で対面式認知行動療法と比較検討。主要評価項目は、健康不安質問票で評価した健康不安症状のベースラインから12週までの変化量とし、非劣性マージンは2.25ポイントとした。 その結果、両群の変化量の差の片側95%CI上限値は、intention-to-treat解析(B=0.00、上限値1.98、Cohen d=0.00、上限値0.23)でもper-protocol解析(同0.01、2.17;0.00、0.25)でも非劣性マージンの範囲内だった。社会的費用はオンライン群の方が安かった。発生した有害事象の数に有意な群間差はなく、重度有害事象は報告されなかった。 ...